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アルトラ(ALTRA)のパラダイム8っていう0ドロップシューズを買ってみた。
普段履きよりもトレイルやロードの競技用ゼロドロップシューズとして実用性が高いモデルばかりで、特にパラダイム8は長距離向けのモデルらしい。
ということで写真多めでレビューする!
本記事で解説する内容
- パラダイム8の実物レビュー(画像多め!)
- パラダイム8のサイズ感
- パラダイム8の履き心地
- パラダイム8を履いて歩いた感想
自己紹介
- 趣味はSTEPNで毎日8kmウォーキング!
- 2023年にHOKAのボンダイ8を愛用し履き潰す
- 2024年にOnのクラウドティルトを愛用し履き潰す
- 2025年はHOKAのボンダイ9を愛用中!
目次
【はじめに】ALTRA(アルトラ)ってどこのブランド?
ALTRA(アルトラ)は2009年にアメリカで誕生したシューズブランドだ。
取り扱っているシューズは、
- 0ドロップのランニングシューズ
- デザインが足の形そのまま
という業界では珍しい特徴がある。
ドロップって何?
シューズのつま先とかかとの厚みの差。オフセットとも言う。
パラダイム8は防御力が高いゼロドロップシューズ!

パラダイム8はこんな靴!
- 長距離ウォーク&ラン向けモデル
- アルトラ定番のゼロドロップ
- シュータンと踵周りが分厚い!
- 足の甲のフィット感強め
- 足の裏全体の接地面積が広い
- 見た目以上にソールのボリューム感がある
- 真っ平な低反発クッションに乗っているような履き心地
- 普段履きには不向き(オーバースペック、脱ぎ履きしづらい)
- 値段は高め(25,850円税込)
アルトラのパラダイムはスタイリッシュなシューズだけど、実際に足を入れると見た目以上に足首周りもシュータンも分厚くて防御力が高いシューズなんだ。
特に100kmを歩くウルトラウォークやフルマラソンを走る長距離ランナー向けに特化しておりパラダイム8ではシリーズ8代目となる。
アルトラ公式でも長距離を歩く走る人向けのシューズとの記載があり、実際に履いて歩いてみたところ
そりゃ100km歩ける靴だよね!
って納得できる履き心地のモデルということも確認済みである。
ただ、注意点はドロップがゼロなところだ。
たいていのシューズにはドロップ(つま先と踵の高低差)があるわけで、初めてゼロドロップのシューズを履くと慣れるまで時間がかかることもあるのは理解しておこう。
パラダイム8の特徴・仕様

| 発売日 | 2025年7月4日 |
| 価格 | 25,850円(税込み) |
| 重さ(28.0cm) | 291g |
| アッパー | エンジニアードメッシュ |
| ミッドソール | Altra EGO MAX |
| アウトソール | FootPod |
| ドロップ | 0mm |
| スタックハイト | 30mm |
| 機能 | GuideRail |
スペック上で一番注目すべきところはガイドレール(GuideRail)っていう機能だ。
これは長時間歩く、走ることで足が外側へ動きすぎないようにサポートしてくれるためのもの。
ちなみにアウトソールはよく見るラバーっぽい素材なんだけど、FootPodというものは僕もよく分かっていないのでお許しを。
前モデルのパラダイム7から何が変わったのか?
- 重さが293.4g(パラダイム7)から307.6g(パラダイム8)へ
- シュータンが厚くなり足の甲のフィット感がアップ
- 柔らかいソールから弾力性のあるソールに変更
※重さはアルトラ公式の28.5cmで比較
前モデルであるパラダイム7からパラダイム8になったことでどこが変更されたのか、違いは何なのか調べた内容が以上となる。
スペック上では大きな変更点はなく、若干重たくなったものの履いてしまえば誤差の範囲だ。
パラダイム8の外観をレビュー!

僕が買うシューズは白か黒ばっかりなので、たまには明るいカラーも手にしたくネイビー/ブラックを購入。
どちらかというとブラックは踵部分だけで、ミッドソールは明るめのブルーでアッパーがネイビーというスポーティーな感じの配色になっている。

こちらが左足の内側。
ALTRAの文字が大きくて目立つ感じがいい。
足が外側へ倒れこむのを支えてくれるガイドレール(GuideRail)機能も備わっているが、これは50~100km歩かないと実感できないのかもしれないね。

やっぱりアルトラのシューズといえば、つま先が足の形になってること。
靴や足の悩みでありがちな、
- 足を入れる靴は毎回つま先が窮屈
- いつも足に合う靴がなくてサイズ選びで困る
など、そんな人も含めてサイズ選びで万人受けしやすいのもアルトラシューズの魅力のひとつ。

真上から見ると、より足の形に近いことがよく分かるかと。
パラダイム8に限らずアルトラのシューズは全部のモデルがこの形状をしているんだ。
ジャストサイズでもしっかりつま先の中で足の指が動かせるし、何より通気性も良く足の指の解放感が素晴らしい履き心地がアルトラシューズ共通のメリットでもある。

パラダイム8の踵部分は全体的にぼってりした感じ。
アキレス腱に当たる部分が尖っていれば靴ベラの役割があって脱ぎ履きしやすいんだけど、パラダイムは普段履きは想定されていないように見える。
ちなみにエクスペリンスフロー2は踵がそこそこ尖ってて脱ぎ履きがしやすかった。
▼エクスペリエンスフロー2▼

このように踵が尖っていると靴ベラの役割をしくれるため日常生活でも普段履きしやすい。
やはり踵のデザインを見るだけでもパラダイム8は超距離ウォーク&ランで履くのが良さそうだ。
擦り減りやすい角度に応じたソールの踵

僕が個人的にパラダイム8の部分で勝負靴として実用性が高いと思ったポイントは、ソールの踵部分が擦り減っていく角度に合わせて斜めになっているから最初から消耗しにくいのだ。
正しく歩けていれば大抵の靴は踵のソールの外側から擦り減っていく。
なので、パラダイム8はソールの消耗が激しいことを対策した長距離向けのシューズといえる。

説明じゃ分かりにくいかもしれないが、擦り減る角度に合わせて斜めになっている踵部分というのは上記の写真を参照。

そう、シューズが斜めなのではなくソールの踵部分が斜めになっているんだ。

横から見るとこんな感じ。
実際に踵から着地しても衝撃を吸収してくれそうなボリューム感もある。
ランナーによってはフォアフット、ミッドフット、ヒールストライクと走り方によって好みが分かれそうな気がするね。
アッパーは通気性の良いエンジニアードメッシュ

アルトラのシューズはトゥボックス(つま先部分)の解放感が良いのとメッシュ穴が小さい割に通気性も良い。
アッパーは全体的にメッシュ穴が小さいおかげで砂利も入りにくいこともメリットのひとつだ。

アッパーを拡大してみると通気性が良いとは思えない感じではある。
ちなみにアルトラシューズと5本指ソックスは相性が抜群に良いので、より快適な履き心地を体験するなら靴下も一緒に揃えておきましょう。
特にTabio(タビオ)のレーシングラン五本指ソックスはメッシュのような質感がクセになるのでおすすめ!
パラダイム7より厚みが増したシュータン

僕は実際にパラダイム7は持っていないけど、ユーチューブやサイトの情報によるとパラダイム8になってからシュータンの厚みが増えたらしい。
同時に足の甲のフィット感もアップしたので前モデルよりも長距離シューズに特化した。

そしてフィット感がアップしたのはシュータンが厚くなっただけでなく、シューレースを通す部分が足の甲に沿った位置になっている。

シュータンの厚みはだいたい1.5cmくらいだった。
実はシュータンの厚みだけでシューズの履き心地に大きく影響するもので、軽量化に特化したモデルや足の甲のホールド感をそんなに重要視していないモデルは薄くなりがち。
例えばOnのクラウド6コースト、クラウドアウェイ2、クラウドゾーンはシュータンがとても薄かった。

クラウド6コーストのシュータン

クラウドアウェイ2のシュータン

クラウドゾーンのシュータン
まあ何が言いたいかというと、シュータンが分厚いほど足の甲を保護する機能が高くてフィット感が良いですよってことだ。
独自のクッション機能EGOMAX

個人的な感想ではあるんだけど、ぶっちゃけ真っ平の低反発クッションのような履き心地を生むミッドソールかと思う。
ゼロドロップということでつま先から踵までが30mmとなっており、どちらかといえばソールの厚みは薄い印象である。
足の倒れ込みを補助するGUIDERAIL

踵が大きく内側へ倒れ込む現象(オーバープロネーション)を補助してくれる機能を搭載している。
どうやら人間が長時間・長距離を走ったり歩いたりすることで、着地の際に踵が過度に内側に倒れ込んで膝や関節の負担になってしまうらしいのだ。
膝や関節の負担が続くとケガの原因になるわけで、GUIDERAIL(ガイドレール)がしっかりと踵の倒れ込みすぎないよう補助してくれる。
このような機能が備わっているからこそ、パラダイムシリーズは100kmウォークやフルマラソンで履ける防御力・サポート力の高いシューズなんだ。
地面を掴み取れるほど接地面積が広いアウトソール

接地面積が広い=足の裏がベッタリ地面に着く
という認識でOK。
つまり、足の裏全体で地面に立てるということはグラつきがなく安定性が高いのだ。
アウトソールの接地箇所全面にまんべんなくラバーが使われているし滑り止め対策もばっちり。
パラダイム8の重さ

パラダイム8の重さは28.0cmで291gだった。
スピード重視のシューズではなく足のサポート力に寄せてるモデルのため、ランニングシューズとしては少し重たいかな?といった印象である。
とにかく手に持った時スタイリッシュな外観からのソールの圧がボリューミーだったので。
パラダイム8のサイズ感
結論、普段履いているサイズでOK。
僕は28.0cmを購入。踵、つま先、足の甲、横幅すべてにおいて不快感なくジャストサイズだった。
踵とつま先には程よいスペースがあり、トゥボックス全体は足の解放感すごい!の一言につきる。
サイズガイド
【購入サイズ】
- 28.0cm
【管理人のシューズサイズ】
- ナイキ、アディダス、ニューバランス⇒28.0cm
- On⇒28.5cm、ティルトのみ28.0でOK
- HOKA(レギュラー)⇒28.5cm
- HOKA(ワイド)⇒28.0cm

シューレースは奥の方まで通して上限までホールド。
もちろん足の甲や足首周りも快適でフィット感も問題無し。
▼つま先のサイズ感▼

足のつま先からシューズのつま先まで1cm無いほどのスペースだった。
なのに自由に指を動かせる解放感がいい。
▼踵のサイズ感▼

踵のスペースは頑張れば指2本が突っ込めるほど。
全体的にジャストサイズな履き心地でつま先周りはとっても自由な感じがいい。
初めてのゼロドロップシューズなのに違和感なく履けたのは意外だったのかもしれない。
パラダイム8を履いて実際にウォーキングしてみた!


実際にパラダイム8を履いて軽く12kmほどウォーキングしてみたら、厚底シューズでもないのに足の裏に伝わるソールのボリューム感がすごい。
感想として履き心地を下記にまとめた。
ウォーキングでの履き心地まとめ
- 1歩1歩の着地が真っ平な低反発クッションを踏んでいる感覚
- 特に踵からの着地による衝撃が少なくて楽ちん
- しっかりと足の裏が地面に着いてる感じが伝わってくる
- 鈍足になったような気がした(初ゼロドロップが不慣れ)
- 歩行距離が短いためGUIDERAILの機能は実感できず

やっぱりパラダイム8は足の甲、踵周り、足首サポートに優れた防御力の高いシューズだなと12km歩いて実感できた。
特にアウトソールの踵部分の外側が斜めになっているデザインのおかげで、踵からの着地がめちゃくちゃ膝と関節に優しいのはマジで助かる。
アルトラのゼロドロップシューズを履き続けると、
ケガが減った
というのはちらほら耳にするんだけど、ぶっちゃけ僕は半信半疑だったがこれは納得できる1足だね。
ゼロドロップについて補足しておくと、きちんと地面に対して平行に足の裏を使って歩くことで人間本来の自然で健康的な歩き方へ戻るこのが重要なポイントなんだ。

ソールの厚みは踵からつま先までが30mm、決して分厚いわけでもないが足の可動域できちんと曲がってくれる。
履き心地もシューズのスペックもハイレベルだし普段履きで使うには少々オーバースペックな気がした。
見た目もスポーティー寄りだし、アルトラ公式の記載通り100kmウォークやフルマラソンで履くのが賢い使い方なのかもしれない。
【欠点2つ】値段高すぎでGUIDERAIL機能は実感しづらい

パラダイム8の欠点2つ
- 値段高すぎ(税込25,850円)
- GUIDERAIL(ガイドレール)機能を実感しづらい
シンプルに値段が高い。
かといって見た目がスポーティー寄りなので普段履きやコーデに支払う金にしては割に合っていない気もする。
しかもガイドレール機能は素晴らしいけど、オーバープロネーションが起きない限りは宝の持ち腐れになる機能だ。
僕個人としても普段履きでも活用したかったのが本心だけど、ウルトラウォークだけで履くシューズに決定。
【良い点4つ】防御が最大の攻撃になるクッションに中毒性あり!

パラダイム8の良い点4つ
- アルトラ共通でサイズ選びがとても簡単
- 踵から着地した時の足の負担が少なく膝に優しい
- 真っ平な低反発クッションのような感触がクセになる
- シュータンが分厚いためシューレースを強くしてもへっちゃら!
とにかく防御力が高くて履き心地がハイレベルな勝負靴だというのが僕の感想だ。
やはりパラダイム8の注目すべき点は防御力に直結するシュータンの厚み、しっかり沈み込むクッション性、シューレースを強く結んでもへっちゃらな所。
あとはどれくらい長期間歩けるか。その丈夫さに期待できる1足だ。
まとめ

パラダイム8はこんな靴!
- 長距離ウォーク&ラン向けモデル
- アルトラ定番のゼロドロップ
- シュータンと踵周りが分厚い!
- 足の甲のフィット感強め
- 足の裏全体の接地面積が広い
- 見た目以上にソールのボリューム感がある
- 真っ平な低反発クッションに乗っているような履き心地
- 普段履きには不向き(オーバースペック、脱ぎ履きしづらい)
- 値段は高め(25,850円税込)
アルトラのパラダイム8は足の守りをガッチリ固めて長距離ラン&ウォークで履けるシューズだ。
1回くらい100km歩いて走ってみようぜ!(僕はまだやったことないけど)
アルトラのパラダイム8はどこで買うのがおすすめ?
ALTRA(アルトラ)のシューズは銀座に直営店もあり、その他取り扱い店舗にも幅広く売ってるので試し履きしたい人にはおすすめだ。
ネットで買うなら楽天で楽天カードを使ってポイント獲得を狙いましょう!
ポイント
ネットで買うならSTRIDE LAB(ストライドラボ)っていうストアがおすすめ!
