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11,000円という大金を払って50kmもの距離をひたすら歩くっていう拷問みたいな大会に初参加して無事に歩き切った。
翌日は見事にケツ、太もも、ふくらはぎに激痛が歩いている状態だが達成感もあったりする。
ということで関西エクストリームウォークに出た感想や学び、参加者目線での完歩のコツなどをまとめてみる。
目次
エクストリームウォークとは?

自身の体力と気力の限界にチャレンジする長距離ウォーキング大会。
冒頭でも話した通り、金を払って超長距離を歩いて
んん~気イィ持ちぃぃぃ~!
ってなる大会だ。
18歳以上であれば誰でも参加でき、チェックポイントを通過しつつ制限時間内にゴールすればOK。
もちろん、友人同士や夫婦で同中の観光スポットを楽しむも良し、黙々と歩いて最速タイムを狙うも良し。
100km部門、50km部門、ビギナーズ部門があり自分が歩けそうな距離も選ぶことができる。
なお、ビギナーズは100km部門や50km部門と同時開催され、ゴール地点が27kmだったり30kmだったり開催日によって異なるようだ。
関西エクストリームウォーク50kに参戦!無事に50km完歩!

まずは結果発表。神戸で開催された関西エクストリームウォーク50kは無事に完歩できた。
タイムは9時間31分だった。

歩く速度はだいたい5km~6kmくらい。
重力を無視しているのかと疑うくらい速い人もいたが、道中での信号待ちで追いつくこともあったので、街中でのウォーキング大会はタイムを出しづらい印象だ。
ただ、ゴールした時の声援や達成感は素晴らしい。
そして完歩した後は見事に下半身が小鹿状態となる。

タイムを狙うのもアリだが、コースの景色や観光スポットを楽しむこともアリ。
何より大会当日の早朝から制限時間21時までサポートしてくれたスタッフがすごい。
関西エクストリームウォーク50kで行った場所をざっくり紹介!
| 大会名 | 関西エクストリームウォーク50k |
| 開催日 | 2025年11月29日 |
| 参加費用 | 11,000円 |
| 会場 | TOTTEI PARK |
| 主催 | 朝日新聞 |
| ゴールドパートナー | アシックス商事株式会社 |
| ブロンズパートナー | 味の素株式会社、株式会社カネカ、TOPPANホールディングス株式会社 |
歩いたコース
- GLION ARENA KOBE前(スタート会場&ゴール会場)
- 菊正宗酒造記念館
- 住吉川
- 王子動物園
- 神戸北野異人館
- 若松公園(チェックポイント27km地点)
- 須磨海岸
- メリケンパーク(第2チェックポイント41km地点)
- ポートアイランド
- GLION ARENA KOBE前(ゴール会場)
GLION ARENA KOBE前(スタート会場)

2025年4月にできたばかりの次世代アリーナでプロバスケットボールチームの神戸ストークスのホームがこちら。

8時からスタートだったので運営スタッフさんも朝早くから会場入りして参加者の案内をしてた。
荷物の預かりもやってたし安全管理は徹底されててすごいね。
菊正宗酒造記念館


お酒を製造する工程を見学できるみたい。日本酒が好きな人はぜひ。
住吉川


山側へ向かって川沿いを歩く。太陽を背にして正面に山を見ながら歩けるロケーションがいい感じ。
王子動物園

パンダはもいないけど土日は人が多い様子。
神戸北野異人館

ちょっとした国外旅行を味わえる街並みは現実逃避したい人におすすめ。

クリスマスが近くなるとサンタが出現するお店もあるようだ。
若松公園(27kmチェックポイント)

等身大の鉄人28号が有名な公園。
28号の足にウンコとか好きな人の名前とか書かないように。

チェックポイントではドリンクや軽食が貰える。

コロッケ、チョコ、メロンパン、ジュースでエネルギー補給。
特に体が酸味を欲していたからグレープフルーツジュースがめっちゃ効く。
須磨海岸

天候に恵まれると一番歩きやすい場所。
ただ、日焼け対策は必須。
メリケンパーク(第2チェックポイント41km地点)

第2チェックポイントのポートタワー前に到着。
もうすぐ日没。そして足は小鹿状態に突入。

ここでも補給物資をたくさん貰えて大変ありがたい限り。

バウムクーヘン、魚肉ソーセージ、ゼリー、ドリンクをゲット。
やっぱり体が酸味を欲していたのでグレープフルーツジュースが染みる。

残り9kmなので一気にラストスパートを歩いていく。
ポートアイランド

ポーアイのBE KOBEのモニュメント
神戸のにある人工島のひとつ。六甲アイランドとは兄弟のような立ち位置。
神戸空港があって遠征には便利だけど、観光地っていうほどの場所でもない。
とはいえ夜景はキレイ。

広々とした場所も多いしランニング、ウォーキングが好きな人にはぴったりかも。
ポーアイは神戸大橋を渡ってきた。


もちろん帰る時も神戸大橋を歩く。
夜景はキレイだが下半身が末期。
GLION ARENA KOBE前(ゴール会場)

すっかり夜になりGLION ARENA KOBEに戻ってゴール。
司会の方や運営スタッフが暖かい声援とともに出迎えてくれる。
んん~気イィ持ちぃぃぃ~!
そして朝早くから参加者のサポートに従事してくれたスタッフも相当しんどいはず。感謝。
関西エクストリームウォーク50kの感想まとめ
- 信号待ちが多くタイムは狙いにくい
- 街歩きメインだとトイレが多くて助かる
- 30~40代の人多め。むしろ年齢層高い!
- しかも歩くの超速い!
まず一番最初に思ったことは、街歩きは困った時もすぐ解決できるイージーな環境だが信号待ちが多くタイムを狙いづらいってことだ。
エクストリームウォークはマラソン大会のように交通規制はされないぞ!
スリルを求めるなら山歩きメインの大会を探せ!
あと、参加者の年齢層は高い印象だ。とはいえ、重力を無視しているのか裏技使ってるのかを疑うほど速い人ベテランもいた。
特に印象に残っているのは常にお喋りしながら常に自分の前を歩くお二人のマダムは特別賞。
【失敗談】スタート前にコーヒー飲んで小便誘発

※写真はイメージです
スタートのちょうど1時間前に僕はファミマのコーヒーを飲んだ。
案の定30分後にトイレに行った、というのはまだいい。
問題なのはスタートしてから公衆トイレもコンビニもないところで運悪く小便を催してしまったのだ。
ある程度は我慢できたもののコーヒーはガチで失敗だと思った。
何が失敗ってトイレに行きたくなってタイムが~じゃないのよ。

トイレが無い時が最悪なんよ。
冬のウォーキング大会は特にトイレ問題が死活問題になりそう。
【反省①】最初から追い抜きたい衝動に駆られた後にペースダウン

そもそもエクストリームウォーク自体が初参加で、長距離を歩くペース配分すら理解していないまま初っ端から飛ばしすぎたのは大きな反省点。
ちなみに足の疲労を感じ始めたのは1回目のチェックポイントを過ぎて約30km歩いた後のことだった。
まずは自分のペースを確保することが大事だと実感したのだ。
【反省②】最低でも1回は練習ウォークをしておくべきだった

大会までに長距離を歩くのがどんな感じなのかを全く体に覚えさせていなかったのも反省点。
エクストリームウォーク本番前に1回は最低でも30kmは歩いて長距離を歩く感覚を養うべきだった。
まさに練習をせずに試合に挑むようなものだ。反省。
エクストリームウォーク50k完歩のために意識したこと
- 付いて行けそうな人を見つけてなるべく付いていく
- チェックポイントではなるべく休憩しない、座らない
- 栄養補給、水分補給はこまめに!
やはりエクストリームウォークの最終目標は完歩すること。
上には上がいるし、速い人を追い抜こうとしても無駄に消耗するため、自分のペースを守りつつ遠くから付いて行くのが安牌かな。
特に重要なのが栄養と水分の補給だ。じゃないと普通に死ぬので。

前日に買った大福
個人的に空腹がストレスになるタイプなので、大福は腹持ちが良くて重宝したのでおすすめ。
ちょっと腹が減ったら1つ食べる、みたいな感じでいいと思う。
バクバク食べないほうがいいかも。

会場のアンケート回答で支給されたゼリー
あとは、タブレットやゼリーなどの栄養補給食も大事。
夏場だと水は必須だしコンビニが無いコースだと必ず自前で準備すべき。
コンビニでトイレを借りて補給食を買うムーブを活用すべし!

コンビニで買った梅干し
街歩きがあるコース限定の話ではあるんだけど、トイレを借りれるコンビニがたくさんあるのは良い環境だった。
タダでトイレを借りるのもダメなので、
梅干しを買ってトイレを借りる
という立ち回りはアリ。
エクストリームウォークは老若男女がフェアな環境であり自分との戦い!

最初は金を払って拷問を受けるイメージだったけど、体力がある時は違った視点で観光気分になれるし、しんどい時は運営スタッフに感謝できるし、質素な軽食が最高に美味しかったりもする。
あとはおじ様おば様歩くの速すぎてビビった。あれはどう考えても裏技を使っているに違いない。
そういえば、1日7000歩~10000歩が健康に良いという概念はどこへ行ったのだろうか。