よく想像してほしい。
友人と駅前で会う約束をしたとしましょう。
同時にピッタリ待ち合わせ場所に到着できる可能性はどれくらい?
では質問の内容を変えてみる。
ウーバーイーツで料理を注文し、お届け場所に注文者と配達員が同時に到着できると思いますか?
#今夜私が頂くのは 新シリーズ開始📺
— Uber Eats Japan(ウーバーイーツ) (@UberEats_JP) April 22, 2021
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帰り道に注文すれば、家に着く頃受け取れる。このライフハック、試してみない?さあ、今すぐ注文🏠🚴💚 @notinu pic.twitter.com/Y8bGrHFkAO
えなりかずきは帰宅中に注文できると言ってるけど、配達時間を設定しないと注文者が家に着く「頃」にお届けは正直難しいと現役配達員の僕は思います。
ということで、なんで家に着く「頃」の到着が難しいのか現役の専業ウーバー配達員の僕が解説して行きます。
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目次
ウーバーイーツ配達員の働き方は完全に自由
まず最初にウーバーイーツ配達員の働き方を簡単に説明します。
- 配達員用のアプリをオン/オフしてオーダーを受ける
- 報酬は1件ごとの歩合制
- オーダーを任意で拒否やキャンセルできる(一定回数のキャンセルはペナルティあり)
簡単に説明するとこんな感じになります。
地域によってはウーバー自体の注文可能時間は異なるんだけど、僕が知る限りでは朝7時〜深夜1時までがウーバーイーツ注文アプリの受付時間です。
そして配達員はその時間内でアプリを立ち上げて「出発」ボタンを押すといつでも注文を受けられるようになります。
アプリをオンラインにしてからは、いつ・どこで・どのお店からオーダーが飛んでくるのかは完全にランダム。
基本的に自分の位置から近いお店のオーダーが入るんだけど、配達員が足りていなければ5キロ先の離れたお店から注文が入ることも。
余談なんだけど、配達員がお店まで料理を取りに行く距離は無報酬なので、遠く離れた場所から呼ばれた時は基本的に拒否する人が多いですね。
ちなみに拒否、または料理のピックアップ前にキャンセルされた後は別の配達員に依頼が届きます。
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【結論】注文前に配達時間を設定しないと家に着く頃のお届けは難しい
家に着く「頃」に届けてもらうには
アプリの注文確定画面で「日時の指定」からお届け時間を選択
30分間隔で受け取り希望の時間を選ぶことができます。
電車だったら正確な時間に駅に到着できるかもしれないけど、配達員は自転車やバイクに乗ってる人が多いのでそうはいきません。
誤差が出ても30分くらいだというウーバー運営の感覚なんだと思いますね。
冒頭でも言いましたが、時間設定無しで帰宅途中に注文しても注文者と配達員がピッタリお届け先に到着するなんてことは、よほど運が無い限りありえないと僕は思ってます。
なぜなら
- お店の調理時間
- お店の混雑具合
- 配達員がお店とお届け先に向かう時間と距離
- 道路の交通状況
この要因全てが「注文者がお届け先に到着する時間」にマッチングしないといけないんですよね。
なので、時間設定もせずに自分が家に着く頃に料理が届くと思っている人は、広告の文言と注文アプリが勝手に表示した予定時間を鵜呑みにしすぎであるかと思います。
繰り返しになりますが、家に着く頃に受け取るには配達時間の設定を強くおすすめします。
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【問題点】配達時間の設定は配達員に知らされない
先ほどは、注文確定前に配達時間の設定をすることで家に着く頃の15分圏内で受け取れる話をしました。
しかし、残念なことにこの予約注文的な時間は配達員に知らされないんですよね。
配達員からすると

って感じでいつも通りの雰囲気です。
なので、注文者が何時に受け取り希望のオーダーなのか一切情報がありません。
恐らく、アプリ独自のシステムが配達時間に合わせて計算した上で配達員とマッチングさせているものだと思います。
例えばですが、注文が殺到している時に配達時間が過ぎてお届けしてしまっても、配達員からしてみれば「お待たせしました」くらいのニュアンスでしかないんですよね。
なぜなら注文者が配達時間の設定していることを知らないから。
しいて言うならば
「配達時間設定してたけど遅いね」
と注文者から指摘されて初めて気が付きます。
たまにレストラン側が「指定時間あるよ」と教えてくれることもあります。
5月10日スタートの新料金システムになってからどのような仕組みになるのかですね。
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時間設定も無しで◯◯時に届けての要望は迷惑でしかない
たまに注文者から配達メモやメッセージで何時に持ってこいといった要望があるのですが、配達員の個人的な意見を言ってしまうと焦るし迷惑でしかない。
先ほども言ったように
- お店の調理時間
- お店の混雑具合
- 配達員がお店とお届け先に向かう時間と距離
- 道路の交通状況
この要因全てが「お届け先に到着する時間」に関係してくるので、どこでもドアが無い限り配達員一人の力でどうにかなるわけがないんですよね。
例えば
- 配達員が料理を受け取り済み
- 配達先がお店から4〜5キロ離れた場所
- 20分後に持ってきて欲しいといった要望
であれば、なおかつ配達員がバイクに乗っていれば可能です。
なぜなら妥当な時間だから。
仮に何時に届けて欲しいと言う要望は受け入れますが、努力はしますけど無理なものは無理ってことが言いたい。
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設定を忘れると注文者か配達員がお届け先で待つことになる
配達時間の設定をしなければ、つまり通常の配達扱いということになります。
そもそもウーバーイーツアプリを使う注文者と配達員の心境を述べると
- 注文者=空腹のため早く料理を受け取りたい
- 配達員=早く配達を完了させたい・しなければならない
注文者が帰宅途中でなければ双方はこんな感じではないでしょうか。
ちなみに配達員が早く配達に伺たい理由は4つ。
- 稼ぎたい
- 遅延で注文者とトラブルになりたくない
- バッド評価(低評価・悪い評価とも言う)を受けたくない
- 料理の品質が落ちると衛生上良くない
などが挙げられます。
なので、本来ならば早く料理を受け取りたい注文者と早くお届けしたい配達員の価値観までマッチングしているんですよね。
そもそも配達員の報酬は1件ごとの歩合制ですから、さっさと次の配達に行って稼ぎたいのは配達員みんなが思ってるので急がない理由がありません。
このような事情が配達員の危険運転やぐちゃぐちゃの料理が届く原因にもなっているのが事実です。
少し話が外れたんだけど、注文者が帰宅途中にゆっくり来てもらいたい気持ちでオーダーをしても、料理を受け取った配達員は最短距離を突っ走るんですよね。
逆パターンで言うと、注文者がこの時間に来てくれると言う期待に応えられない場合もあるということ。
結論として、普通に帰宅途中で注文しても、注文者と配達員がピッタリお届け先で鉢合わせする可能性が極めて低いという認識になるかと思います。
繰り返しになりますが
- お店の調理時間
- お店の混雑具合
- 配達員がお店とお届け先に向かう時間と距離
- 道路の交通状況
この要因全てが「注文者がお届け先に到着する時間」にマッチングさせるなんて配達員一人の力じゃ無謀だから。
完璧主義がブラックな働き方を生むことに気がついて欲しいと願うばかりです。
お届け先で10分以上過ぎるとキャンセル扱い
帰宅途中で注文するのは結構ですが、配達員はお届け先で10分以上は待てませんよっていう話をしていきます。
配達員のウーバーイーツアプリには注文者に料理を渡せないシーンを想定して10分の廃棄タイマーという仕組みがあるので簡単に解説しますね。
10分の廃棄タイマーとは
お届け先で10分以上注文者が現れない場合は廃棄扱いしても良い仕組み
もちろん配達員側はお届けするための意思を持った上で、なおかつメッセージと電話をしても10分以内の配達完了が難しい場合の決断ですね。
タダ飯ゲットでラッキーと思われるかもしれないけど、次のオーダーを受けている場合は決して幸せなことではありません。
- 10分ロスしてしまう
- 届けられなかった料理がバッグに入っている状態でシンプルに邪魔
このような理由でただただ残念な気持ちになります。
またウーバーイーツ注文者の間で問題になっている料理が届かない原因の1つではないでしょうか。
まとめ

こんな方におすすめ
- ウーバーイーツ配達員の働き方は完全に自由
- 【結論】注文前に配達時間を設定しないと家に着く頃のお届けは難しい
- 【問題点】配達時間の設定は配達員に知らされない
- 時間設定も無しで◯◯時に届けての要望は迷惑でしかない
- 設定を忘れると注文者か配達員がお届け先で待つことになる
- お届け先で10分以上過ぎるとキャンセル扱い
最後までお読み頂きありがとうございました。