
フードパンダで注文しようとしたら価格が勝手に1,000円まで上がってしまう・・・
こりゃリーズナブルな料理が注文しにくいな〜
突然の注文アプリ改定に戸惑うユーザーさんも多いのではないでしょうか。
ということで、フードパンダの注文で少しでも損をしないために配達員である自分が伝えられることをまとめました。
この記事を読めば分かること
- 結論:ウーバーイーツより安く頼めるパターンもある
- 最低注文金額と配送手数料が導入されたことによるユーザーの負担
- 注文のやり方によってはお得に利用できる方法

改定された内容とフードパンダ配達員の向こう側
- 注文品の金額が1,000円以下だと1,000円に調整されてしまう
- フードパンダが日本上陸してから最低注文金額の導入は確定していた
- 最低注文金額の裏側にあるフードパンダ配達員の働き方
- 配送料が他社に比べて安いのが唯一の救い
損しないために知っておくべきこと
- 注文する金額と量によってデリバリーサービスを使い分ける!
- デリバリー通り越してアプリのテイクアウト機能はお得
目次
注文品の金額が1,000円以下だと1,000円に調整されてしまう
フードパンダでは最低注文金額が1,000円になるアップデートがありました。
注文者だけだと思いきや、レストラン側も対象になるようです。
対象エリア
札幌、横浜、川崎、名古屋、大阪、神戸、京都、広島、福岡、東京

(例) フードパンダで870円の料理を注文した場合
注文者と加盟店は最低注文金額1,000円になるように差額の130円を追加で支払う
このような仕組みに変更されました。
つまり
- 注文者は1,000円分注文しないと損する
- レストランパートナーは1回のオーダーで1,000円売らないと利益が減る
ということになりますね。
リーズナブルな価格で提供していたレストランが大打撃を受けているように思います。
レストラン側の事情は詳しく分からないんだけど、商品が売れた場合は売り上げ額から手数料を支払っていると聞きました。
ということは、もし1回の注文で1,000円に満たない場合は
- 1,000円までの差額
- 売り上げの手数料
商品代からこの金額が差し引かれたものがお店に支払われる利益ってことになります。
どういった計算の順序になる仕組みなのかは不明ですが、いずれにせよ安価で売ってたレストラン側も価格を変える必要がありそうです。
このコロナ禍で営業が厳しい中、リーズナブルな価格のレストランにとってはマジで改悪なアップデートですよね。
緊急事態宣言が解除されてからの売り上げもそうですが、改めて他社デリバリーサービスを複数やらざるを得ない状況になったように思えました。
フードパンダが日本上陸してから最低注文金額の導入は確定していた
フードパンダが日本上陸したのは2020年10月。
その当時はキャンペーンで最低注文金額なし、配送料無料、全店舗50%引き、なども含めて激アツ鼻血ブーブー状態でした。
上の画像はサービス開始されて間もない時の注文アプリなんだけど、「最低注文金額」の文字だけが表示されているのが見えますね。
表示されているということは、いつか最低金額が設定されるんだろうなとは思ってました。
案の定、割引がなくなり、配送料が設定され、最低注文金額の導入という順番で改定されてます。
最低注文金額の裏側にあるフードパンダ配達員の働き方
ライダーの働き方
- 働き方はシフト制
- 運営が作った時間のシフト多数の中で好きなものを取ってオンラインすることができる
- なお、シフト公開日はほぼ争奪戦
- シフトで縛るくせに時給は無い(新エリアのみ期間限定で時給あり)
フードパンダのルール
- 置き配指定→商品と玄関ドアが一緒に写った写真を撮る
- 通常受け渡し後→お届け後のバッグの中を撮影
フードパンダの報酬
- 1件あたりの歩合制
- 他社デリバリーサービスに比べてやや高め
- 配達員のランクによって報酬は上がるが詳細は不明
僕も実際にフードパンダライダーとして稼働していたので感想も含めてまとめてみました。
報酬はやや高いものの、配達員はシフトで縛られたりお届け後の証拠写真をきっちり撮影しないといけません。
料理がぐちゃぐちゃだったり何時間も遅延して届けられるパターンを除けば、1件の配達が他社に比べて確実性があるかと思います。
配達員の立場になると、1件あたりにかかる手間が多い分なんせルールが厳しいように感じました。
また、配達員はシフトを欠勤・遅刻・配達のミス・レストランやユーザーとの対立など、フードパンダに損失が出るような行為をした場合にアカウントが停止されます。
配達員のアカウント停止は他のデリバリーサービスには付き物なんだけど、フードパンダは特に厳しいですね。
それに配達員用アプリの仕組み上、料理の配達中はキャンセルができません。
近年ウーバーで相次ぐような「勝手にキャンセルされた」「料理が届かない」というような事態を減らせるメリットはあるかと思います。
恐らく、配達員を無給シフトで縛っている分報酬がやや高いことに加味して、なおかつ運営の黒字化を目的に最低注文金額が設定されているのではないでしょうか。
配送料が他社に比べて安いのが唯一の救い

店からお届け先までの配達距離 | 配送料 |
1km | 無料 |
1.5km | 50円 |
2km | 100円 |
2.5km | 150円 |
3km | 200円 |
3km以上 | 250円 |
パッと見だとデリバリー社の中でもかなり安い分類になるかと思います。
特に遠い場所からの注文はお得で3km以上離れていてもサービス範囲内ならどこでも250円です。
量が多めでお店から離れていればフードパンダで注文するのが他社に比べて安くなるパターンが多いということですね。
注文する金額と量によってデリバリーサービスを使い分ける!
コロナ禍でデリバリー需要が上がる中で、さまざまなデリバリーサービスが広がりました。
デリバリーサービスを使い分ける理由
- 同じレストランでも登録してるデリバリーアプリによって金額が違う
- デリバリーサービスによって配送料や手数料が違う
- デリバリー社独自のキャンペーンをやってる時がある
試しにウーバーイーツとフードパンダの同じレストランで写真付きで比較していきますね。
同じレストランでもデリバリーアプリによって金額が違う
左:ウーバーイーツ
右:フードパンダ
あるレストランのメニューなんだけど、ウーバーイーツが1,500円でフードパンダが1,600円です。
このようにレストランは加盟しているデリバリーサービスによって価格が違う場合があります。
注文する量と金額によってデリバリーアプリを選ぶ必要がありそうですね。
デリバリーサービスによって配送料や手数料が違う
左:ウーバーイーツ
右:フードパンダ
では、先ほどのお店から注文した場合の配送手数料はいくらなのか。
ウーバーイーツとフードパンダの配送手数料を比べてみたのが上の写真です。
ウーバーイーツの配送手数料
- 購入金額10%と送料
- 購入金額が700円以下の場合はさらに少量注文手数料として150円
商品代はパンダの方が100円高かったものの、配送料の安さでウーバーより100円安く注文できる結果となりました。
デリバリー社独自のキャンペーンをやってる時がある
配達員をやってると大手チェーン店を対象としたキャンペーンが定番で安定して注文が入っているように感じますね。
個人的に注文が多いと感じたキャンペーンをウーバー比較してみます。
ウーバー
配送料無料キャンペーン
対象店舗→マクドナルド・バーガーキング・ケンタッキーなど
フードパンダ
20%割引キャンペーン
対象店舗→サブウェイ
フードパンダはサービス開始当時デフォルトで送料無料・全店舗50%割引でした。
50%オフが終了し、しばらく経ってからサブウェイの割引キャンペーンがあった開催。
その影響で注文はかなり多かったですね。
デリバリー通り越してアプリのテイクアウト機能はお得
今のフードパンダのアプリはテイクアウト機能が超お得です。
お得な理由
- テイクアウトで全店20%オフ
- 最低注文金額がない
- お店に電話する手間と待ち時間を無くせる
注意点
デリバリーの加盟店は通常価格に手数料分を上乗せしてるところが多い
→テイクアウト20%オフを適用しても店頭価格と変わらない・高い場合あり
まとめ

改定された内容とフードパンダ配達員の向こう側
- 注文品の金額が1,000円以下だと1,000円に調整されてしまう
- フードパンダが日本上陸してから最低注文金額の導入は確定していた
- 最低注文金額の裏側にあるフードパンダ配達員の働き方
- 配送料が他社に比べて安いのが唯一の救い
損しないために知っておくべきこと
- 注文する金額と量によってデリバリーサービスを使い分ける!
- デリバリー通り越してアプリのテイクアウト機能はお得
最後まお読み頂きありがとうございました。